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2005/05/07

なぜ年寄りはOOを受け入れないのか

(OOで開発を行うと昔とは全く違って素晴らしいシステムが出来上がる、という提言に対して)
そんなわけない、信じねえよ。
というのがこのスレッドにおけるOO非支持者の考えの根元にあるような。
(あとはもう少し卑近な考え「自分が今使ってる言語で不自由ない」「今使ってる言語と同じ手段では(OOPLのひとつである)Javaで目的を達成できな い」などか。)

「銀の弾丸はない」という言葉(最近この言葉は努力を行わないことに対する免罪符のように使われることが少なくないのであまり好きではないのだが)の通 り、OOもまた、OO以前と『全く違っ』た考え方ではないし、OO以前と『全く違っ』た高効率で低コストな開発が行えるわけでもない、と思う。

開発の対象となるシステムが大規模化・複雑化している流れの中、OO以前の「全構造化アプローチ」では間に合わなくなってきて、出来る人が頑張ればどうに かなる時代でもなくなってきて、にちゃんねるでいうところの「ドカタ」の頭数もちゃんと人月計算に組み込めるようなアプローチ改善の結果がOOではない か。
OOPLにおいて厳密さやら安全性が殊更叫ばれているのも、そういう理由からだろう。

冒頭の信じねえよ、という考えは正しいと思うし、もし信じてしまっている人がいればそれはそれでどうかと思う。
しかし、では、どのようなアプローチで大規模化するシステム開発に対応していくのだろうか(本スレ内のアンチOOな人は、大体において既存の仕組みでどう にかしたい/できると考えているようだが)。

というわけで、3スレ目が立つのならば、表題のスレタイにして欲しいなあ、と思う。
「年寄り」はあまり本質ではないが、「Java」よりは「年寄り」で煽った方が意図に沿った流れになると考える(Javaの言 語スレア ンチスレも既にあるわけだし。あとOOに限ったわけではなくて新しい考 え方/パラダイム全般についてのタイトルが良いのだけれど次数制限とかありそうなので)。
あと、これからSEなりPGなりになろうと思っている若い人には、ちゃんと時代の流れを読んで、(今 既にSE/PGである人たちの一部にいるような)年寄りみたいに、自分の今知ってる知識に満足し、それ以外を否定するような頭の固い人にはなって欲しくな いなあ、という思いもあったりするため。

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