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2005/05/15

読書感想文

文庫になった海辺のカフカで久しぶりに村上春樹を読んでいる。
ふとgoogleで「村 上臭」を検索してみたところ、それなりに使用している人がいることが分 かった。

blogを始めた(始めた当時はweb日記だったのだが)きっかけは、本を読んだとき、その感想をどこかに残しておこう、ということだった。
時間が経過し再度同じ本を読む、あるいは読もうとしたとき当時どんな感想を持ったのか思い出したいと考えたことが何回かあったからだ。


amazonなどのオンライン書店では、書評が登録できるところが多い。
私はesbooks、今のセ ブンアンドワイで書籍をよく購入する。
ここでも「み んなの書店」という名前のサービスが行われている。

このサービスを素晴らしいと感じる理由は、書評を書く人が「仮想店舗の店長」になるところである。サービスにログインすると、自分の仮想店舗の売り上げや 訪問者数が表示される。

amazonなどのシステムだと、つまらない本にはつまらないという内容の書評がつくが、セブンアンドワイのシステムでは、書評を書く人をセブンアンドワ イと同じ立場に立たせることで、より売り上げを伸ばせるような文句だけを労せずして店先に並べることが出来る。

ただし、私(購入者)からすると、セブンアンドワイの書評は信頼性が無いということになってしまうのだが。
また、実際にセブンアンドワイの書評を見てみると、あらすじの説明だけ、といった文章が同一の書籍に対して何個もぶら下がっていたりしてかなり見苦しい。
これは、仮想店舗で書いた書評が無条件に書籍のページに掲載されることと、書評自体を他人が評価するシステム(amazonの「参考になる」の人数のよう な)が無いためではないかと思われる。

こういった、どちらかというとデメリットの方が大きいような気がするサービスを私は敢えて利用してみて、つまらない 本にはつまらないと書くことにした、
ということもすっかり忘れていた。

思い出したきっかけは、久しぶりに読んだ村上春樹が、やはり予想通りつまらなかったことである。


村上春樹の小説は何冊か読んできたのだが、未だに面白さが分からない。
それでもねじまき鳥クロニクルはまあまあだと思ったので、この本も文庫化に伴って購入してみた。
だが、感想は「面白くない」だった。
ちなみに、まだ上巻の2/3程を読んだところであるが、下巻を購入すべきではないかと考えている。
昔村上春樹を読んだときは、それでもいわゆる村上臭がそれなりに楽しめたりしたのだが、
この本では全くそれが感じられない。私が慣れてしまったせいなのだろうか?
話の進められ方もねじまき鳥の二番煎じというか、ワンパターンである。
心情描写も情景描写も悪い意味でリアリティが無い。チープであり、胡散臭さが漂う。
出血すると血が止まらなくなるという血友病にかかっている人が、怪我の恐れがあるにも拘らず「楽しいから」という理由で料理をする、
これと同様の論理でドライブが趣味であるのであれば理解できる。
しかし、包丁で怪我をすると病院に行かないといけないけど、交通事故なら致命傷にしかならないからその必要が無い(血友病で無い人と同様の煩わしさであ る)
という理由で料理でなくドライブを趣味にすることなど本当に有り得るだろうか。

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この本は発売されてすぐ、平成14年9月に、(上)を読んだ。 駅の本屋で(上)だけ [続きを読む]

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