Swing入門以前 - Swingの概念モデル
はじめに
趣味でSwingプログラミングを始めようと思い、Amazonで入門書を購入してみたりWebで日本語入門サイトを読んでみたりした。
数日経った結果、ウィンドウの作成方法、ボタンの貼り付け方、イベントの受け取り方などは理解できた。ただ、そもそものSwingの概念が良くわからない。書かれているコードは理解できても自分でアプリケーションを作ろうと思うと、途端に何を書けば良いのかわからなくなる。
1次情報元であるSunのサイトを探して見た結果、わかりやすい資料がチュートリアルとしてまとめてあった。しかし、これに相当する日本語のサイトが(個人サイトも含め)無さそうだった。
このような経緯で、チュートリアル"Using Top-Level Containers"を、私が理解した範囲で記述することにした。
トップレベルコンテナ(Top-Level Container)
Swingコンポーネントを使用するプログラムは、少なくともひとつのトップレベルコンテナが必要である。
トップレベルコンテナとは、JFrame, JDialog, JAppleのいずれかであり、スタンドアロンアプリケーションを作成する場合には、通常JFrameを用いる。
コンテンツ区画(content pane)及びメニューバー
トップレベルコンテナはコンテンツ区画を持っており、メニューバーを除く全てのコンポーネントは、このコンテンツ区画に設置する。なお、 メニューバーの設置は必須ではない。
コンテンツ区画にラベルを1個設置した場合、以下のようなイメージとなる。
メニューバーはトップレベルコンテナに直接設置するので トップレベルコンテナのメソッドを用いる。
frame.setJMenuBar(menuBar);
一方、ラベルの設置はコンテンツ区画に行うため、トップレベルコンテナからコンテンツ区画を取得した後、そこへaddする。
frame.getContentPane().add(label);
ただし、add とその派生メソッド、remove および setLayout は、必要に応じて contentPane に転送されるようにオーバーライドされているため、実際には以下のコードでも動作可能である。
frame.add(label);
また、getContentPaneメソッドはJComponentオブジェクトではなくContainerオブジェクトを返すため、必要に応じて(JComponentなどに)キャストして使用する場面が多い。
その他の区画(pane)
ここまでは基本的な説明を行うため、基本的なpaneのみを登場させた。実際のSwingの構造は"How to Use Root Panes"に示されているようなものになっているらしい。次回はこのページを理解しようと思う。
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