個人年金の勧誘を受けた機会に資産運用について考えてみようと思った
第一生命の積立年金『しあわせ物語』(受け取った「保障設計書(契約概要)」には保険種類:10年確定年金、と書いてある)の勧誘を受けたので、少し資産運用について考えてみようと思い、WEBや、自身の現在の資産状況を調べようとした。
以下、検討過程の内容であり、また、最終結論ではない。
- 「個人年金」で検索すると、TOPに出る検索結果が「個人年金で老後資金はつくれない」。出鼻をくじかれる。
- 確定年金とは、同サイトによると「10年、15年などあらかじめ定めた年金の受取期間中は被保険者の生死にかかわらず年金を受け取れます。ただし、年金受取期間中に死亡した場合は、一般的に残りの期間に応じた一時金(年金現価)を受け取ります。」とのこと。保障設計書を見てみると、契約を始めてから19年目位までに死亡すると、受取額が払い込み総額を下回る。
- 保障設計書によると、「お支払保険料累計額に対する年金累計額の割合」は約127%(つまり総額1,000万円を払うと約1,200万円を受け取れる)ということで、銀行に預けるよりかなり良い、という旨を保険会社の勧誘の人は話していた。電卓を持って計算してくれたが、どういう手順で説明されたかは覚えていない。
- しかし、前出のサイトの計算式で年間利率を計算してみると、約0.62%となる。これは3万円/月を払い込んだ場合のものである。確かに銀行に預金するよりは良いが、そもそも私は銀行が嫌いでほとんど銀行預金しておらず、比較する意味が無い。
- 税金の控除メリットもある、という説明を受けた。個人年金保険料控除は最大5万円である。5万円の控除を受けることがどの程度メリットなのかは調べていない。
- ただ、これについても、確定拠出年金が全額(私の場合は最大23,000円/月、つまり276,000円/年)控除されること、拠出金額は年1回変更できることを考えると、こちらの方が自由度が高く上限も大きいといえ、個人年金の控除を利用する必要が薄いように思える。
- そもそも低金利時代に長期間の支払いを確定させることに問題があるのではないか。
- 経済の不安定さについてのリスクをヘッジするという意味では、金、プラチナの地金取引がよいのでは、ということで三菱商事と田中貴金属工業のパンフレットを取り寄せてみた。これについてはもう少し勉強することにする。
以上、取り敢えず決定したこと:
- 今の時点で個人年金に入るメリットは無いし、将来必要と感じた時点で後から入ったとしてもデメリットはなさそうだ。従って今回は契約しない。
- 確定拠出年金についてちゃんと見直す必要がある。今回の件で初めて運用成績を見てみたが、拠出に対する損失の割合が大きい。また、拠出自体が極めて少なく、税制上の優遇を十分享受できていないと思われる。
- 地金取引についてもう少し調べてみる。有価証券取引とは勝手が少し異なるようだ。
しかし、保険会社の商品は、商品名を見ても内容が全く想像できないし違いも分からない。
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