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2009年3月の3件の投稿

2009/03/25

JAVA POWER TOOLS/GROOVY MAG

思い出しついでに。

Jolt Awardsのfinalistに選ばれていたこと、FEST-Swingのことが記載されていること、の2点の理由で、JAVA POWER TOOLSを購入した。

あまり事前に調べずに買ったせいで、届いたときの本の分厚さに驚いた。870ページほどあり、日本語版が出るとしたら上下巻に分かれるのでは、と思われる程。

内容の方は、やや期待外れ。目当てのFEST-Swingの記事については、Webサイトで開発者が書かれている記事ほぼそのままで、この書籍にしか載っていない情報、というものは無かった。

全体的に、プロダクトの機能紹介と、ある程度までのチュートリアル、という内容である。目次を見れば分かるとおり、名前くらいは聞いたことがあるメジャーなプロダクトが殆どであり、検索すれば日本語で解説されているサイトも多く存在する。英語が得意でない私のような人間にとっては、残念ながらあまりためになる書籍ではないと思う。

また、日本語訳が出たとしても、その頃には内容が陳腐化しているのでは、という懸念もある。

プロジェクトにここに載っているプロダクトを導入しようと考えている場合、上司に、書籍に載るくらいには有名なものである、という説得材料には使えそうだ。

2点目のGROOVY MAG。groovy言語の電子出版月刊雑誌であり、5ドルとリーズナブルである。ただ、内容が(少なくとも今のところ)充実しているとは言い難く、あまり薦められない。創刊されてからまだ半年ほど?のようなので今後に期待か。今であれば、Grailsの本家サイトと前回記載したGrails in Actionだけ購入しておけば良いのではないかと思う。

ちなみに、現在のGrails in Action、誤記がいくつかあるのでサポートフォーラムも覗いておいた方がよいだろう。

電子書籍を購入するのに当たって、PayPalを利用した。アメリカではネットオークション(eBay)等で発生する個人間の送金をこれで行うことが多いらしいが、日本でもこういったサービスは普及するのだろうか。

また、今回Googleが似たようなGoogle Checkoutというサービスを行っていることを初めて知った。Googleの無償サービスはかなり利用しているだけに、逆にこういった個人情報に深く関わるサービスは利用したくない、という意識が働くことに気付いた。

RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第3版(原著)

第3版が3/18に出版されたようだ。

eBookを購入しようかどうしようか迷っているうちに書籍が出たのでこちらを購入しようか。

サポートサイトでは、紙の書籍のほか、PDFやiPhone, Kindleで読めるeBookという電子書籍の購入も可能であり、同時購入であれば以下のようなメリットがある。

  • 紙の書籍+αの値段でPDF版も手に入る。
  • 電子書籍はearly版ということで、紙の書籍が出版されるよりかなり前から読むことが可能(前回第3版について触れた2008/06/07の時点で、early acces版は購入できた記憶がある)

ただし、このサイトから紙の書籍を購入した場合、国外送料が14.3ドルかかるようなので、日本に住んでいると同時購入のメリットは薄れてしまう。amazonでは、冒頭のリンク先の通り4,500円ほどで購入できるようなので、紙の書籍だけでよい場合はこちらの方が安く上がるのだろう。

最近購入したものとして、Grails in ActionのPDF版がある。前述の出版社とは異なるが、似たようなサービスを提供している(iPhone版などは無く、PDFのみだが)。こちらでも送料が20ドルかかるらしく、両方購入するのはあきらめた。

PDF版だけだと持ち運びに関して不利だが、検索性が格段によかったり、本を読みながらコードを打ち込んだりするときページが閉じないように気をつけたりしなくて良いので、利点も多くあると感じる。

持ち運びについても、DellのUMPC(Inspiron Mini9)などが4万円、1kg強であることを考えると、状況によっては電子版の方が良い場合も少なくないのでは。

Kindleが日本でも簡単に購入できれば、とも思う。iPhone/iPod touchについては…さすがに画面が小さすぎてこのような利用には全く向かなかった。

2009/03/23

NicoBrowser(nico browser) - 403返却時への対応

注:最新版はこちらから

どうも最近ニコニコ動画のサーバ負荷が高いらしく、ファイルを要求した際に403をよく返してくるようになっているようだ。

この場合、ダウンロードファイルとして以下の内容のhtmlファイルが作成され、正常に完了したとみなしてしまっていた。

<?xml version="1.0" encoding="iso-8859-1"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
         "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="en" lang="en">
<head>
  <title>403 - Forbidden</title>
</head>
<body>
  <h1>403 - Forbidden</h1>
</body>
</html>

このような場合は、ファイルをダウンロードしないように対応してみた。

 

NicoBrowser(2009/03/23版)をダウンロードする

 

2009/01/11版を使用している場合には、NicoBrowser.jarを上書きすればよい。

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