« Portable Ubuntu for Windowsでお手軽Linux環境を実現する | トップページ | TortoiseHgのテーマを変更する »

2009/04/16

MSYS MinGW gcc3.4.5でffmpegコンパイル

猫科研究所さんのサイトを参考にしながらffmpegをコンパイルしてみる。その1, その2からのつづき。

[MinGW+ffmpeg(7)ffmpegのビルド]を見ながら、本題であるffmpegコンパイルを行った際に引っかかった箇所を記述する。

まず、現在のconfigureの記述には、pthreadGC2の記述が含まれており、全く考慮されていないわけでは無さそうだった。どのように変更を加えればわからなかったのだが、とりあえずwsock32を追加した。

2004,2005c2004,2005
<     elif check_func pthread_create -lpthreadGC2; then
<         add_extralibs -lpthreadGC2
---
>     elif check_func pthread_create -lpthreadGC2 -lwsock32; then
>         add_extralibs -lpthreadGC2 -lwsock32

libx264の箇所は、記載されている通りに修正した。

次に、configureのオプションだが、--enable-liba52 と --enable-swscaleは無くなっている様だった。webを検索してみると、どうも現在ではデフォルトで有効になっているらしい。

3点目。これもconfigure実行時になるが、configureが正常終了しなかった。出力されたconfig.errファイルを見てみると、faad.h: No such file or directoryというエラーが出力されていた。そこで、環境変数C_INCLUDE_PATHC:\msys\1.0\mingw\includeを追加した。冒頭サイトの手順で進めて行った場合、このディレクトリには今までコンパイルしたライブラリのヘッダが格納されていることになる。

4点目。make実行時、make: *** No rule to make target `libpostproc/libpostproc.a', needed by `all'. Stop.というエラーが発生した。これは、makeのバージョンを上げることで対応できる。MSYSのCurrent ReleaseであるVersion1.0.10にあるmakeはVersion3.79であるが、MSYS1.0.113.81(make-3.81-MSYS-1.0.11-2.tar.bz2)に入れ替える。

5点目。make時にC:/msys/1.0/mingw/include/sched.h:152: error: syntax error before "pid"のエラー。pthreads-w32のヘッダの誤りということらしく、こちらのサイトにあるパッチ(Pthreads-w32-2-8-0.diff)を当てることで解消できる。

以上で、ffmpegはビルドできた。

 

問題点として、pthreadGC2について、前述のパッチを当てることでコンパイル済みのpthreadGC2をリンクすることができたが、パッチを当てると、ptheadGC2自体のコンパイルが行えない、というものがある。

どうも、現在において、ffmpegをビルドするにはこの環境は古いように思われる。MSYSやgccのバージョンを上げて(暇があれば)再度試してみようと思う。

最新のバージョンが欲しいと思った場合でも、Automated Unofficial FFmpeg Win32 Buildsでバイナリが手に入るので、自分でビルドする必要はあまり無いのかな、とも考えたりした。ここにあるstatic-howtoは、configureやmakeのオプション、必要なパッチなどが書かれているため、手動でビルドする際にも役立つかもしれない。

« Portable Ubuntu for Windowsでお手軽Linux環境を実現する | トップページ | TortoiseHgのテーマを変更する »

コメント

はじめまして。
最近立ち上げた私のブログでもffmpegやmencoderなどのビルド方法を解説しております。
もしよろしければ併せてごらんいただけたら幸いですhappy01

i43zさんこんばんは。shine
少し拝見させて頂きました。
私が知らないライブラリのビルド方法も解説されており、
こちらを参照しながら、また新しいビルドを行ってみたいと思います。

ffmpeg、かなり速いスピードで変更が加わっているので、
ビルド方法にしても、webに書かれている情報がすぐ実際とそぐわなくなってしまってますよね…色んなサイト検索してみて実感しました。

ご連絡ありがとうございます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18902/44691677

この記事へのトラックバック一覧です: MSYS MinGW gcc3.4.5でffmpegコンパイル:

« Portable Ubuntu for Windowsでお手軽Linux環境を実現する | トップページ | TortoiseHgのテーマを変更する »

other sites

  • follow us in feedly
  • github
  • stackoverflow

ソフトウェアエンジニアとして影響を受けた書籍

  • Christain Bauer: HIBERNATE イン アクション

    Christain Bauer: HIBERNATE イン アクション
    理論と実践が双方とも素晴らしい製品であるHibernate。本書はそのプロダクトを書名に冠していますが、Hibernateを使うつもりがなく、ORマッピングの解説書として読むにしても十分な良書です。Second EditionとしてJava Persistence With Hibernateという書籍も出版されていますが、残念ながら現在のところ 和訳はされていません。-インアクションは2.xの、Java Persistence-は3.1の頃のものなので、最新版とはちょっと違うところもあることに注意。 (★★★★★)

  • アンドリュー・S・タネンバウム: 分散システム 原理とパラダイム 第2版

    アンドリュー・S・タネンバウム: 分散システム 原理とパラダイム 第2版
    クライアント/サーバシステムを構築する上で必要となる知識が総論されてます。Web技術者も、フレームワーク部分を開発するのであれば必読。 (★★★★★)

  • Joel Spolsky∥著: ジョエル・オン・ソフトウェア

    Joel Spolsky∥著: ジョエル・オン・ソフトウェア
    前述の書籍「ソフトウエア開発プロフェッショナル」をより砕いたもの、という感じでしょうか。 前書きではプログラマでなくSE向けの本のように書かれているが、プログラマが読んでも面白い本であると思われます。 SEになった新人(あるいはそういう会社に入る/入りたての人)にとっては、これからどういったことが仕事を遂行していく上で起こりえるのか、どのように考えて行なっていけばいいのか決定する助けになると思います。 元は″Joel on Software″というブログの記事で、web上でも一部日本語で読めます。 http://japanese.joelonsoftware.com/ (★★★)

  • ドナルド・C・ゴース,ジェラルド・M・ワインバーグ: ライト、ついてますか

    ドナルド・C・ゴース,ジェラルド・M・ワインバーグ: ライト、ついてますか
    問題解決(一昔前のの流行語で言うところの『ソリューション』)能力は、システムエンジニアのスキルとして備えるべきもののうちのひとつです。しかし、これは難しい。学校で出されるテストと違い、唯一の、(問題提出者が想定している)解を求めるだけが「問題解決」では無いからです。そもそも、何が問題なのか、それは本当に問題なのか、それは本当に解決すべき問題なのか、その問題解決方法は正しいのか、などを解決しなければ、「その解は正しいのか」に辿りつくことができません。この本の最も良いところのひとつは、本があまり厚くないこと。すぐに読めるし、何回も読み返す気になるでしょう。 (★★★★★)

  • スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル

    スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル
    コードコンプリートで有名なスティーブマコネルの著書。新人SEに読んで欲しい。個人として業界の中でどうあるべきか、組織としてどうあるべきか、SEのプロ意識とは?SEの心構え概論、といったところでしょうか。また、業界における資格の重要性についても説かれています。この業界では資格が特に軽んじられる傾向がありますが、この傾向はどんな弊害をもたらすのか、将来的にこの業界は資格に対してどのような姿勢で臨んでいくべきなのか。日経BP社では(他の出版社もだが)最近、似たような類いのあまり面白くない書籍が乱出版されていますが、この本は別格だと思うので安心して購入して欲しいと思います。 (★★★★★)

無料ブログはココログ