動画から音楽ファイルを抽出するipum ver.0.1
ダウンロードはこちらから。
Java実行環境がインストールされていれば、ipum.jarをダブルクリックすることで起動できる。
機能と特徴
- インターネット動画サービスが提供している動画ファイルから音楽を抽出する。
- mp4,flv,swfファイルに対応。動画変換でよく利用されているffmpegはswfサポートが弱いので、swfに対応できているのは希少。
- 初期設定不要で、ドラッグアンドドロップで変換可能。
- 変換処理をはさまないため、音質の劣化や変化がなく、オリジナルのまま抽出可能。
- 変換処理が無いので高速。
動機
最近使用しているポータブルミュージックプレーヤは、iPod touchと、たまにHT-03Aである。双方とも動画再生が行えるが、動画を再生することは殆ど無く、単純に音楽を聴くだけに使用している。
YouTubeやニコニコ動画のflvやmp4を、ポータブルプレーヤ向けに変換してくれるソフトウェアは多いが、簡単に音楽ファイルに変換できるものは少ないように感じた。あったとしても動画変換のおまけ機能といった位置付けで、機能が無駄に多く、最適な変換を行うための設定が分からなかったりする。
従来、私はCraving Explorerの変換機能を利用していたが、
- 変換するだけのためにブラウザを立ち上げるのは...
- オリジナルの音源を使えば良いのに変換処理が入ってしまう(時間がかかる、ものによってはファイルサイズが肥大化する)。
- swfファイルの変換が出来ない。ファイルタイプをみて使用するソフトウェアを変えるのは面倒。
という不満点があった。
技術的には、ドラッグ&ドロップをJavaで実装したことが無かったのでやってみよう、というのと、Jakarta Commonsの便利さを実感してみよう、というのがある。
現在の制約事項は以下の通り。
- ウィンドウ右上の設定ボタンは機能しない。現在のところ、設定変更はファイルを直接編集する必要がある。設定ファイルは初回起動時に、ホームディレクトリ直下に.ipum/ipum.xmlとして作成される。WindowsXPの場合は C:\Documents and Settings\user\.ipum\ipum.xml となる。
- 一旦登録したファイルは削除できない。これはただの実装漏れなので、近いうちに修正したい。
- ファイル名によっては変換に失敗するものがある(ハートマークが入ったもので必ず失敗することを確認)。これはffmpegの制約のようだ。対策としては変換時、一時的にファイル名を変更するなどが挙げられる
- 音楽ファイルフォーマット(エンコード方式)は変換元のファイル拡張子から決め打ちしているので、想定と異なるエンコードだと変換できても聴けないものが出てくるかもしれない。
- 動作環境はJava6ランタイムがインストールされたWindows。ネイティブバイナリを使用していることの他、Javaでのdrag&dropの実装がOSごとに異なるらしい。
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