[読書]QuickTime for Java – A Developer’s Notebook
だいぶ時期を外してしまったが、本棚整理時に発見したので紹介。
2005年発刊のもので、私が読んだのは2007年終わりごろ。この頃のQuickTimeバージョンは6.Xであり、現在の最新バージョンが7であるため、もしかしたら記述が古くなっている可能性はある。
また、そもそもAppleがJavaに力を入れておらず、おそらくQTJ自体フェードアウトさせるのではないかと思っているので、今からQTJを学ぶのは如何なものか。
それはさておき、QTJはバージョン6.1以降で大きくAPIが変わった。現在はどうか知らないが、2007年当時はAppleの開発者ページでも古いAPIでの解説が多くを占めるなど、Appleのサイトはあまり役立つとは言い難かった。
そういった中で、本書と、オライリー社のサイト”ONJava”(参考リンク)は、入門用としてとっつきやすく、当時情報はこれらから入手していた。
本書は、日本語版では”開発者ノートシリーズ”として出版されているシリーズである。このシリーズに対するamazonの評判などを見て分かる通り、網羅的な解説が為されるシリーズでなく、深い知識を得ようとする目的には向いていない。ただ、「こういうことができる」ということと、「こうやればできる」ということが簡潔に書かれているため、初めて該当プロダクトについて学ぶのには良い。
したがって、全くQTJの知識が無い人が最初の一冊として購入するのにはベストだと考える。
その次のステップのための書籍があるかというと、無さそうなのだが。
余談だがTIPSとして。QuickTime APIを知っておけば、Pro版でしか使えない機能もAPIから呼び出せる、という利点がある(Javaを利用する必要はないのだが)。
過去のQTJに関するエントリ:
« Androidの位置情報が未だに昔の住所を指す | トップページ | MacのJavaでファイル名を扱う際には気を付けた方が良い、らしい »
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