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2011年10月の3件の投稿

2011/10/25

FreeMindの.mmファイル文字化けを直す

 

ソースコードはこちら

 

正確には、文字化けではなく、日本語が数値文字参照(NCR; Numeric Character References)で表現されているのですが。

 

マインドマップのアプリを使用してみようと思い、FreeMindをインストールしてみました。

拡張子が.mmである保存ファイルのフォーマットはxmlライクでヒューマンフレンドリー…なはずなのですが、前述のとおり日本語を保存すると数値文字参照になってしまうため、メリットを享受できません。

そこで、日本語文字をUTF-8でそのまま保存できるように修正を行いました。

 

私自身の使用時間がまだ極めて短いことと、使用している機能は限られたものだけであるため、潜在的な問題を含んでいるかもしれません。導入される方は人柱の覚悟が必要でしょう。

導入方法は、インストールしたFreeMind ディレクトリにある lib/freemind.jar を単に上書きするだけです。

 

参考:

2011/10/14

Subversion1.7.0でのワーキングコピーは注意した方が良いのかも

昨日のエントリ

に絡んでリリースノートを読んでいたのですが、ワーキングコピーの記述箇所に

**警告**: SQLiteライブラリを通じてSQLiteにアクセスがある間に、SQLiteのファイルをコピーするのは安全ではありません。結果として、Subversionプロセスからアクセスされているワーキング・コピーの複製を作る事(tar, rsync, cpなどで)は、Subversion1.7ではサポートされません。それは壊れている可能性があります。(課題 #3596)

なんていう文面がありました。#3596というのは

ですね。ステータス上は解決済みということになっているようですが、おそらくこれはsvnadmin hotcopyコマンドでは問題は発生しない(はず)という意味で、ワーキングコピーに対する操作では依然問題が発生する、ということだと思います。

 

引用文中にある

Subversionプロセスからアクセスされているワーキング・コピーの複製を作る事(tar, rsync, cpなどで)は、Subversion1.7ではサポートされません。

というのはつまり、SVNがメタ情報を格納しているSQLiteファイルへのアクセス(writeに限らずreadであっても)中に該当ファイルコピーするとSQLiteファイルが壊れる可能性があるから止めろ、ということだと思います。

しかしTortoiseSVNなんかを使っていると、ユーザの意図しないタイミングでTortoiseSVNが該当ファイルへアクセスするような気がするのですが…そういう場合はコピーするな、ということなんでしょうかね。

2011/10/13

Subversion1.7.0でsvn revertの競合問題が解消されていた

svn revertを特定状況下で実行すると不具合が発生する問題について、以前のエントリ

で記載していました。

先日リリースされた1.7.0で同様の手順

  1. ユーザAが自分のワーキングコピーでファイル”file.txt”を削除します。(svn delete file.txt)
  2. その後、ユーザAはcommitを行わずに同名ファイルを追加します。(svn add file.txt)
  3. ユーザAは上記をコミットします。(svn commit file.txt)
  4. 一方、ユーザBは自分のワーキングコピーでfile.txtを編集します。
  5. その後、commit前に更新を行おうとします(svn update)

を試してみたところ、ユーザBのワーキングコピーで正しくファイルがrevertされるようになっていました。

3334:Tree conflict merry-go-round on update/switchのステータスも解決済みになっています。

 

上記のレポートでは、この問題の修正にはWC-NG(次世代ワーキングコピー)が寄与していると書かれています。これはクライアントサイドの機能ですので、SVNサーバが1.7未満のままであっても、SVNクライアントをアップグレードすれば問題は解消されると思われます。

なお、リリースノート(日本語訳)によると、

1.6のワーキング・コピーは、1.7では使えず、1.7のフォーマットに自動的にアップグレードされません。

ユーザはメタデータを新フォーマットにアップグレードするコマンド"svn upgrade"の実行を求められます。

とのことですので、既存のワーキングコピーを引き続き使用したい場合には若干手続きが必要なようです。

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