« Subversion1.7.0でsvn revertの競合問題が解消されていた | トップページ | FreeMindの.mmファイル文字化けを直す »

2011/10/14

Subversion1.7.0でのワーキングコピーは注意した方が良いのかも

昨日のエントリ

に絡んでリリースノートを読んでいたのですが、ワーキングコピーの記述箇所に

**警告**: SQLiteライブラリを通じてSQLiteにアクセスがある間に、SQLiteのファイルをコピーするのは安全ではありません。結果として、Subversionプロセスからアクセスされているワーキング・コピーの複製を作る事(tar, rsync, cpなどで)は、Subversion1.7ではサポートされません。それは壊れている可能性があります。(課題 #3596)

なんていう文面がありました。#3596というのは

ですね。ステータス上は解決済みということになっているようですが、おそらくこれはsvnadmin hotcopyコマンドでは問題は発生しない(はず)という意味で、ワーキングコピーに対する操作では依然問題が発生する、ということだと思います。

 

引用文中にある

Subversionプロセスからアクセスされているワーキング・コピーの複製を作る事(tar, rsync, cpなどで)は、Subversion1.7ではサポートされません。

というのはつまり、SVNがメタ情報を格納しているSQLiteファイルへのアクセス(writeに限らずreadであっても)中に該当ファイルコピーするとSQLiteファイルが壊れる可能性があるから止めろ、ということだと思います。

しかしTortoiseSVNなんかを使っていると、ユーザの意図しないタイミングでTortoiseSVNが該当ファイルへアクセスするような気がするのですが…そういう場合はコピーするな、ということなんでしょうかね。

« Subversion1.7.0でsvn revertの競合問題が解消されていた | トップページ | FreeMindの.mmファイル文字化けを直す »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Subversion1.7.0でのワーキングコピーは注意した方が良いのかも:

« Subversion1.7.0でsvn revertの競合問題が解消されていた | トップページ | FreeMindの.mmファイル文字化けを直す »

other sites

  • follow us in feedly
  • github
  • stackoverflow

ソフトウェアエンジニアとして影響を受けた書籍

  • Christain Bauer: HIBERNATE イン アクション

    Christain Bauer: HIBERNATE イン アクション
    理論と実践が双方とも素晴らしい製品であるHibernate。本書はそのプロダクトを書名に冠していますが、Hibernateを使うつもりがなく、ORマッピングの解説書として読むにしても十分な良書です。Second EditionとしてJava Persistence With Hibernateという書籍も出版されていますが、残念ながら現在のところ 和訳はされていません。-インアクションは2.xの、Java Persistence-は3.1の頃のものなので、最新版とはちょっと違うところもあることに注意。 (★★★★★)

  • アンドリュー・S・タネンバウム: 分散システム 原理とパラダイム 第2版

    アンドリュー・S・タネンバウム: 分散システム 原理とパラダイム 第2版
    クライアント/サーバシステムを構築する上で必要となる知識が総論されてます。Web技術者も、フレームワーク部分を開発するのであれば必読。 (★★★★★)

  • Joel Spolsky∥著: ジョエル・オン・ソフトウェア

    Joel Spolsky∥著: ジョエル・オン・ソフトウェア
    前述の書籍「ソフトウエア開発プロフェッショナル」をより砕いたもの、という感じでしょうか。 前書きではプログラマでなくSE向けの本のように書かれているが、プログラマが読んでも面白い本であると思われます。 SEになった新人(あるいはそういう会社に入る/入りたての人)にとっては、これからどういったことが仕事を遂行していく上で起こりえるのか、どのように考えて行なっていけばいいのか決定する助けになると思います。 元は″Joel on Software″というブログの記事で、web上でも一部日本語で読めます。 http://japanese.joelonsoftware.com/ (★★★)

  • ドナルド・C・ゴース,ジェラルド・M・ワインバーグ: ライト、ついてますか

    ドナルド・C・ゴース,ジェラルド・M・ワインバーグ: ライト、ついてますか
    問題解決(一昔前のの流行語で言うところの『ソリューション』)能力は、システムエンジニアのスキルとして備えるべきもののうちのひとつです。しかし、これは難しい。学校で出されるテストと違い、唯一の、(問題提出者が想定している)解を求めるだけが「問題解決」では無いからです。そもそも、何が問題なのか、それは本当に問題なのか、それは本当に解決すべき問題なのか、その問題解決方法は正しいのか、などを解決しなければ、「その解は正しいのか」に辿りつくことができません。この本の最も良いところのひとつは、本があまり厚くないこと。すぐに読めるし、何回も読み返す気になるでしょう。 (★★★★★)

  • スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル

    スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル
    コードコンプリートで有名なスティーブマコネルの著書。新人SEに読んで欲しい。個人として業界の中でどうあるべきか、組織としてどうあるべきか、SEのプロ意識とは?SEの心構え概論、といったところでしょうか。また、業界における資格の重要性についても説かれています。この業界では資格が特に軽んじられる傾向がありますが、この傾向はどんな弊害をもたらすのか、将来的にこの業界は資格に対してどのような姿勢で臨んでいくべきなのか。日経BP社では(他の出版社もだが)最近、似たような類いのあまり面白くない書籍が乱出版されていますが、この本は別格だと思うので安心して購入して欲しいと思います。 (★★★★★)

無料ブログはココログ