Subversion1.7.0でsvn revertの競合問題が解消されていた
svn revertを特定状況下で実行すると不具合が発生する問題について、以前のエントリ
で記載していました。
先日リリースされた1.7.0で同様の手順
- ユーザAが自分のワーキングコピーでファイル”file.txt”を削除します。(svn delete file.txt)
- その後、ユーザAはcommitを行わずに同名ファイルを追加します。(svn add file.txt)
- ユーザAは上記をコミットします。(svn commit file.txt)
- 一方、ユーザBは自分のワーキングコピーでfile.txtを編集します。
- その後、commit前に更新を行おうとします(svn update)
を試してみたところ、ユーザBのワーキングコピーで正しくファイルがrevertされるようになっていました。
3334:Tree conflict merry-go-round on update/switchのステータスも解決済みになっています。
上記のレポートでは、この問題の修正にはWC-NG(次世代ワーキングコピー)が寄与していると書かれています。これはクライアントサイドの機能ですので、SVNサーバが1.7未満のままであっても、SVNクライアントをアップグレードすれば問題は解消されると思われます。
なお、リリースノート(日本語訳)によると、
1.6のワーキング・コピーは、1.7では使えず、1.7のフォーマットに自動的にアップグレードされません。
ユーザはメタデータを新フォーマットにアップグレードするコマンド"svn upgrade"の実行を求められます。
とのことですので、既存のワーキングコピーを引き続き使用したい場合には若干手続きが必要なようです。
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