« OracleのJOINも遅い | トップページ | FacebookのFeedページから削除しても消えない場合がある? »

2012/04/29

facebook-android-sdkを使った認証がGalaxy Nexusではうまく動かない

エミュレータ上で開発していたときにはうまく動いていたのですが、Galaxy Nexusで動かそうとすると、ログイン時のID/passwordを入れた後にこんなメッセージが表示されるページにリダイレクトされ、アプリ認証が完了しませんでした。

API Error Code: 11
API Error Description: This method is deprecated
Error Message: Display=wap dialogs have been deprecated. You can temporarily enable them by disabling the "july_2012" migration.
They will stop working permanently on July 1,2012.

facebook-android-sdkでは、ログインや認証にWebViewを使っているようで、そのときのuser-agentはデフォルトブラウザのものになっている(はず)ので、それが原因かなあ、と。

ちなみにGalaxy Nexusのuser-agentは以下になります。

Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 4.0.2; ja-jp; Galaxy Nexus Build/ICL53F) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/534.30

実際に、以下のURLにアクセスしてみたところ、Windowsにインストールしているブラウザ、それにAndroid上のGoogle Chrome Betaや、Galaxy Nexus以外のデフォルトブラウザではちゃんとページに遷移するのですが、Galaxy Nexusのデフォルトブラウザだけエラーページに飛ばされます。

https://m.facebook.com/dialog/permissions.request?_path=permissions.request&app_id=[**app_id**]&redirect_uri=fbconnect%3A%2F%2Fsuccess&display=touch&type=user_agent&perms=read_stream&fbconnect=1&from_login=1&client_id=[**client_id**]&refsrc=http%3A%2F%2Fm.facebook.com%2Flogin.php&refid=9&_rdr

 

user-agentに”Galaxy Nexus”という文字列が含まれているとこの問題が出るようですので、それを書き換えれば一時しのぎにはなります。例えばこんなかんじでしょうか

なお、facebookサービスはこれ以外の制御もuser-agentで行っているふうに見えますので、なるべくオリジナルのuser-agent文字列を保ったままにして、不具合の有る場合だけピンポイントで対処するのが良策かと思います。

[追記]公式Facebookアプリがインストールされている端末だと、facebook-android-sdkのコードからではなく、公式Facebookアプリを使用してログインしようとするようになり、そちらでこのエラーが発生してしまいます。従ってSSO無効化対応も行う必要があります。

 

それにしても、FacebookのAPIの説明など、日本語で解説されているサイトは情報が古いことが多いので、ちゃんと公式サイトを見た方が良いと1日やっただけでも感じました。ここで書いた情報もすぐに古くなることでしょう…

« OracleのJOINも遅い | トップページ | FacebookのFeedページから削除しても消えない場合がある? »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: facebook-android-sdkを使った認証がGalaxy Nexusではうまく動かない:

« OracleのJOINも遅い | トップページ | FacebookのFeedページから削除しても消えない場合がある? »

other sites

  • follow us in feedly
  • github
  • stackoverflow

ソフトウェアエンジニアとして影響を受けた書籍

  • Christain Bauer: HIBERNATE イン アクション

    Christain Bauer: HIBERNATE イン アクション
    理論と実践が双方とも素晴らしい製品であるHibernate。本書はそのプロダクトを書名に冠していますが、Hibernateを使うつもりがなく、ORマッピングの解説書として読むにしても十分な良書です。Second EditionとしてJava Persistence With Hibernateという書籍も出版されていますが、残念ながら現在のところ 和訳はされていません。-インアクションは2.xの、Java Persistence-は3.1の頃のものなので、最新版とはちょっと違うところもあることに注意。 (★★★★★)

  • アンドリュー・S・タネンバウム: 分散システム 原理とパラダイム 第2版

    アンドリュー・S・タネンバウム: 分散システム 原理とパラダイム 第2版
    クライアント/サーバシステムを構築する上で必要となる知識が総論されてます。Web技術者も、フレームワーク部分を開発するのであれば必読。 (★★★★★)

  • Joel Spolsky∥著: ジョエル・オン・ソフトウェア

    Joel Spolsky∥著: ジョエル・オン・ソフトウェア
    前述の書籍「ソフトウエア開発プロフェッショナル」をより砕いたもの、という感じでしょうか。 前書きではプログラマでなくSE向けの本のように書かれているが、プログラマが読んでも面白い本であると思われます。 SEになった新人(あるいはそういう会社に入る/入りたての人)にとっては、これからどういったことが仕事を遂行していく上で起こりえるのか、どのように考えて行なっていけばいいのか決定する助けになると思います。 元は″Joel on Software″というブログの記事で、web上でも一部日本語で読めます。 http://japanese.joelonsoftware.com/ (★★★)

  • ドナルド・C・ゴース,ジェラルド・M・ワインバーグ: ライト、ついてますか

    ドナルド・C・ゴース,ジェラルド・M・ワインバーグ: ライト、ついてますか
    問題解決(一昔前のの流行語で言うところの『ソリューション』)能力は、システムエンジニアのスキルとして備えるべきもののうちのひとつです。しかし、これは難しい。学校で出されるテストと違い、唯一の、(問題提出者が想定している)解を求めるだけが「問題解決」では無いからです。そもそも、何が問題なのか、それは本当に問題なのか、それは本当に解決すべき問題なのか、その問題解決方法は正しいのか、などを解決しなければ、「その解は正しいのか」に辿りつくことができません。この本の最も良いところのひとつは、本があまり厚くないこと。すぐに読めるし、何回も読み返す気になるでしょう。 (★★★★★)

  • スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル

    スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル
    コードコンプリートで有名なスティーブマコネルの著書。新人SEに読んで欲しい。個人として業界の中でどうあるべきか、組織としてどうあるべきか、SEのプロ意識とは?SEの心構え概論、といったところでしょうか。また、業界における資格の重要性についても説かれています。この業界では資格が特に軽んじられる傾向がありますが、この傾向はどんな弊害をもたらすのか、将来的にこの業界は資格に対してどのような姿勢で臨んでいくべきなのか。日経BP社では(他の出版社もだが)最近、似たような類いのあまり面白くない書籍が乱出版されていますが、この本は別格だと思うので安心して購入して欲しいと思います。 (★★★★★)

無料ブログはココログ