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2012/10/08

データバックアップ用にNASボックスを購入した

 

HDDが壊れかかって初めて気づいたのですが、自炊の電子書籍って容量当たりの価格、そして自分にとっての価値が他のコンテンツと比べてずいぶん高いんですよね…

そんなわけで、既に多くの自炊電子書籍を抱えている私にとってバックアップ機器にそれなりのお金を払う価値はあるかな、と思い立ち、NASボックスの購入に至りました。

購入したのはネットギア社のReadyNAS Duo v2(Amazon)と、Seagate社3TB(2.7TiB)のHDD ST3000DM001(Amazon)。NAS用HDDとしては Western Digital社のWD Redブランドが人気のようですが、以前書いた通り、今回WD社のHDDは避けた結果こうなりました。RAID1構成にするためHDDは2台購入したので合計3万円とちょっとです。

(少し本題とはずれるのですが)今回初めてAmazonでHDDを購入したのですが、やっぱりあの書籍を購入したときと同じあまり厚みのない箱で送られてくるんですね…運搬中の衝撃とか大丈夫なのか少し心配になります。

 

あまり時間に猶予が無さそうだったのでそんなに詳しく調べたわけではないのですが、NASボックスの価格以下のような部分に効いてくるようです。

  • ベイ数。つまり取り付けられるHDD最大数。
  • 低価格のものはRAID0/1のみ対応のものが多いですが、値段が上がるとRAID5/6対応のものも。
  • CPUアーキテクチャ。低価格のものはARM、それより上のレンジに入るとAtom、といった具合。
    • AtomのものであればPC向けバイナリが流用できたりして、多機能性にも影響するようです(?)
    • 個人向けはソフトウェアRAIDのものが多く、RAID5などの誤り訂正符号計算時間、ひいては転送性能に影響する、らしいです。
  • 付加的インタフェース。iSCSIが付いてたり。

 

セットアップ完了直後にベンチマークを取ったところ、Sequential Writeが11.5MB/sほどで予想よりずいぶん遅く冷や汗をかきましたが、どうやらケーブルがカテゴリー5のものだったようで、ケーブル交換することで62MB/s程度、その他の転送速度もこちらで記載されている数値とほぼ同様になりました。(11.5MB/sでバックアップ取ろうとするとかなり時間がかかるので、ギガビットイーサネット環境は必要かな、と思います。)

一方、Linuxからrsyncすると(主にsshdが原因で)CPU使用率が100%に張り付いており、おそらくWindows(Samba)程は速度が出ていないのでは無いかと思います(※正確に計測したわけではないです)。ちなみにNFSも利用できますが、そちらは試していません。

 

外部のクラウド環境にバックアップを保存する、というのも少し考えたのですが、(制限つきだが)かなり低価格(参考)のAmazon Clacierでも1TB借りると1年で120ドル程度、これと手元にデータがある利便性を比較すると…、というわけです。もちろん障害耐性などクラウドサービスの方が良い面も多くあると思うので、要件次第では個人でもこのようなクラウドサービスに軍配が上がることはあると思いますが。

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» ReadyNAS Duo v2のrsync速度を改善する [雪羽の発火後忘失]
前回、rsyncがsshdのせいで遅い、と書きました。これについての対策です。 タイトルにはDuo v2と書きましたが、おそらく同一ファームウェア/アーキテクチャを採用しているNV v2を始め、公式フォーラムを見る限り、その他のReadyNASでもCPUがボトルネックになっているのであれば同様の方法で改善できるのではないかと思います(適用するAddOnやWebUIにはもちろん差異があるはずですが)... [続きを読む]

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