世間では、モダンUIがマウス+キーボード向けではない、とか、スタートメニューを復活させるべきだ、といった向きでWindows8が批判されているのをよく目にします。
個人的にはその辺のことは慣れの問題であって、Windows8を拒否する理由には全くならず、従来のバージョンと比較して特に不便になったとは感じていません。
しかしながら、自分の他に不満を挙げている人をほとんど見かけたことがないのですが、表題に挙げた色の設定だけは許容範囲を超えていると感じています。
こちらはWindows8のエクスプローラーの一部をキャプチャしたものです(がぞクリックで拡大)。”ユーザーフォルダ”が選択状態になっているのはおそらくわかると思いますが、その他に”ローカルディスク(C:)”も選択状態であるのがわかるでしょうか。
…私の環境ではほとんど区別がつきません。こうして部分的に切り取るとさすがに目立ちやすくなるのですが、より広いデスクトップの中でこのような表示が為されても気づかないのです。
ディスプレイのコントラストを高めに設定しているとより一層区別がつきにくくなります。私のディスプレイでは、コントラストを68%まで上げると全くわからなくなりました(通常は初期設定の50%で使用していました)。
そんなわけでOSの設定で選択色を変更しようと思い、設定をを探したのですが、Windows8では色の設定に関しては次のダイアログの中で設定できるものしかありません。
ウィンドウの枠など、一部にのみ影響する1種類の設定だけです。ちなみにWindows7以前ではこちらの”ウィンドウの色とデザイン”のように、選択項目の色を含めて複数種類に関する設定が行えていました。
設定は1種類、と書きましたが、正確にはもうひとつ、視覚色覚障碍者向けのモード設定があり、そちらであればちゃんと区別がつく配色になります。
こんな感じになりますが。
これはこれでドギツ過ぎて困ります…(ちなみにハイコントラストテーマ使用時には、一部のデザイン設定に関する機能が無効化されるようです)
なんでこんな両極端な設定しか選べなくなっているんでしょうね。
Windows8では本当にこんな設定しかできないのかと調べたところ、ハイコントラストテーマの色を、レジストリを直接編集することで変更し、もう少しまともな色遣いにできることがわかりました。次回はそちらについて記載しようと思います(先に記載しておきますが、あまり期待する結果にはなりません)。
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