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2014/12/02

CentOS7上にgitlabのdockerコンテナを作成して動作させる

OfficicialのCentOS7用RPMを用いてgitlabコンテナを作成する手順です。

EC2のCentOS 7 (x86_64) with Updates HVMで試しています。

先の記事を読まれるとわかる通り、私はdockerのことほとんど知らないので、あまりここの記述を鵜呑みにしないようにご注意ください。

 

Dockerインストールと初期設定

取り敢えずupdate。

$ sudo yum update -y

 

dockerのinstall。

$ sudo yum install -y docker

 

dockerサービスの起動。及び、OS起動時の自動起動設定。

$ sudo systemctl start docker.service

$ sudo systemctl enable docker.service

 

vigrコマンドで自分(ユーザ名: centos)をdockerグループに所属させます。dockerグループに所属しているとdockerコマンド使用時にsudoしなくて良くなるそうです。
(※vigrでなくusermod -Gで編集するように解説しているページも多いです。)

 

グループ編集を反映させるため一旦ログアウトしてログインし直し。

 

dockerコマンドを実行してみて正常動作することを確認。

$ docker info

 

systemdが動作するCentOS7イメージの作成

gitlabのRPMがsystemd関連を要求するので予め導入しておきます。

参考: CentOS 7のDockerコンテナ内でsystemdを使ってサービスを起動する - Qiita

 

officialのcentos7イメージにはfakesystemdとやらが入っている。これを本物のsystemdに入れ替え、今回用いるイメージを作成する。

$ docker run -it --name temp centos:centos7 /bin/bash

# yum swap -y fakesystemd systemd

# exit

$ docker commit temp yukihane/centos7-systemd

 

コンテナ内作業のための準備

nsenter(及びdocker-enter)コマンドを導入。

$ docker run --privileged --rm -v /usr/local/bin:/target jpetazzo/nsenter

/usr/local/bin に上記2コマンドがインストールされます。ちなみにdocker1.3からはdocker execという標準コマンドで同等機能が実現できるようです(ので近い将来この作業は不要になるでしょう)。

 

コンテナを起動。sshdはホストOSの使用ポートとかぶらないよう44番を使用する前提です。

$ mkdir /home/centos/gitlabdata

$ docker run --privileged -d -p 80:80 -p 44:44 -v /home/centos/gitlabdata:/var/opt/gitlab --name gitlab yukihane/centos7-systemd /sbin/init

 

起動したコンテナに入る。

$ docker-enter gitlab /bin/sh

 

言語設定。

# localedef -vc -i ja_JP -f UTF-8 ja_JP.UTF-8

 

gitlabのインストール

公式に書いてある通りopenssh-serverとpostfix、そしてその他必要になるパッケージを導入します。

# yum install -y openssh-server postfix hostname cronie

 

/etc/ssh/sshd_config で44番ポートを使用するように設定変更します。

 

起動設定。

# systemctl enable sshd

# systemctl start sshd

# systemctl enable postfix

# systemctl start postfix


gitlibパッケージをインストールします。(URLは公式ページを参照してください。)

# curl -O https://downloads-packages.s3.amazonaws.com/centos-7.0.1406/gitlab-7.5.1_omnibus.5.2.0.ci-1.el7.x86_64.rpm

# rpm -ivh gitlab-7.5.1_omnibus.5.2.0.ci-1.el7.x86_64.rpm

 

/etc/gitlab/gitlab.rb を開き、external_urlの値を 'http://<IPアドレス>' とでもしておきます。

また、44番ポートを使用するようにするため、下記を追記します(参考: GitLab で使用する SSH のポート番号を変更する | バシャログ。)。

gitlab_rails['gitlab_shell_ssh_port'] = 44

 

/opt/gitlab/embedded/cookbooks/gitlab/recipes/selinux.rb を開き、すべてコメントアウトします。(SELinuxの設定のようですが、centos7イメージではSELinuxは無効に設定されているようなので。)

 

gitlabの設定を実行。

# gitlab-ctl reconfigure

 

以上で完了。webブラウザでec2インスタンスにhttpアクセスすればgitlabスタートページが表示されるはず。

初期id,passwordは公式サイトに記載がある通りそれぞれ root5iveL!fe

 

最終イメージ作成

次回から起動するためのイメージを作成しておく。

# exit

$ docker stop gitlab

$ docker commit gitlab yukihane/centos7-gitlab

(ここで作成したイメージって、gitlabのデータベースなどが含まれていないので不完全なんですよね。作法的にこれで良いのかは分かりません。)

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