[読書]Getting Started with Hazelcast
第2版出版(されることを私が知った)記念に。 Kindle版は2015/08/05に入手できるようです。
Hazelcastとは、分散キャッシュ(Distibuted Cache)だとかインメモリデータグリッド(In-Memory Data Grid; IMDG)だとか呼ばれているカテゴリの製品です。
んじゃあ分散キャッシュ/IMDGとは何ぞやということなんですが、それについてはOracle Coherenceについての資料を読むと十分理解できるかと思います。
日本語ドキュメントも充実していますので、いきなりHazelcast関連ドキュメントから入るよりとっつきやすいかと。
今サクッとググってみた結果を以下に載せますが、他にも色々検索で得られると思います。
これらを流し読みした後、Mastering Hazelcast を読めばHazelcastがどんなものかはわかるかと思います。
IMDGプロダクトの性質は、RDBMSに近い感じでしょうか。どういうことかというと、
- お試しで使ってみたり、自身のアプリケーションに組み込むことについてはさほど大変ではない
- 性能を上げるための実装方法や、運用(障害対応など)にはノウハウがいる
みたいな。
さて本題の、読書感想ですが、読んだ当時(2014年末ごろ?)に書いていたものがありました。
この本で解説されているHazelcastのバージョンは2.6ですが、このレビューを記載した時点での最新リリースバージョンは3.4です。
変更されているAPIも多くあり、サンプルコードを動かすためのマイグレーションにも労力が必要です。
それに加えて、記載内容も基礎の基礎に留まっており薄いです。
出版当時の状況はわかりませんが、現在に至っては、公式サイトのドキュメント、及び公式サイト内にあるオンラインブック Mastering Hazelcast を読めば、この本以上の情報が得られます。
というわけで、今から第1版を購入するのはおすすめしません。
そもそも前述の通り、導入自体はさほど大変ではないので、その部分については無料で入手できる範囲の資料で事足りる気がします。
v2.6とv3.4をの差異を当時記録したものがありますので、万が一本書を読むようなら参考にしてみてください。
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