« みんな本当にloggerをinjectionしたいなんて考えてるの? | トップページ | GWT2.5.1 on Super Dev Mode を今さらながら »

2015/10/12

Eclipseのちょっと賢いスニペットプラグイン Code Recommenders

Ctrl+Alt+Spaceを押すと良い具合にコードを挿入してくれるEclipseプラグイン Code RecommendersSnipmatch機能 について説明します。(※本プラグインは他にも機能があるので、スニペットプラグインというと語弊がありますが、今回はそこしか使わないのでご了承を…)
前エントリからの流れ上、SLF4Jロガーコードを挿入する例になります。

05completion


  1. Help > Eclipse Marketplace... メニューからCode Recommendersをインストールします。Eclipseのエディションによっては最初からインストールされている場合も有ります。また、"Installed"となっていても、Snipmatchは入っていない場合もあるようですので、Installed > Change ボタンを押して Code Recommenders Snipmatch が本当にインストールされているか見てみてください。
    01marketplace
  2. Window > Show View > Other... メニューからSnippetsを選択します。2種類あると思いますが、"Code Recommenders"の方を選択してください。
    02view_select
  3. "logger"でフィルタをかけるとLOG4JとSLF4Jのスニペットがヒットします。今回はSLF4Jを使いますので"SLF4J Logger" をダブルクリックしエディタを開いてください。
    (ちなみにこのエディタ、ちょっとバギーな感じです…)
    03snippetview
  4. Dependenciesに設定されているorg.slf4j.api:org.slf4j.apiをRemoveし、保存します。
    04dependencies
あとは、.javaファイル中のフィールド宣言箇所でCtrl+Alt+Spaceを押し、"log"などの単語を入力すると候補が表示されるので選択すれば挿入されます。

上記手順中、Dependenciesの項目を削除しましたが、Mavenプロジェクトだとorg.slf4j:slf4j-apiと指定してやらなければ正しく機能しないようで、それならいっそ削除してしまっても(依存ライブラリでフィルタかけられなくても)いいだろう、という判断からです。
設定データは
[ワークスペース]/.recommenders/snipmatch/repositories/http___git_eclipse_org_gitroot_recommenders_org_eclipse_recommenders_snipmatch_snippets_git
でgit管理されていますので、間違って編集してしまった場合などでも簡単に元に戻せます。
また、同理由により設定の共有もさほど難しくないと思われます。

« みんな本当にloggerをinjectionしたいなんて考えてるの? | トップページ | GWT2.5.1 on Super Dev Mode を今さらながら »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Eclipseのちょっと賢いスニペットプラグイン Code Recommenders:

« みんな本当にloggerをinjectionしたいなんて考えてるの? | トップページ | GWT2.5.1 on Super Dev Mode を今さらながら »

other sites

  • follow us in feedly
  • github
  • stackoverflow

ソフトウェアエンジニアとして影響を受けた書籍

  • Christain Bauer: HIBERNATE イン アクション

    Christain Bauer: HIBERNATE イン アクション
    理論と実践が双方とも素晴らしい製品であるHibernate。本書はそのプロダクトを書名に冠していますが、Hibernateを使うつもりがなく、ORマッピングの解説書として読むにしても十分な良書です。Second EditionとしてJava Persistence With Hibernateという書籍も出版されていますが、残念ながら現在のところ 和訳はされていません。-インアクションは2.xの、Java Persistence-は3.1の頃のものなので、最新版とはちょっと違うところもあることに注意。 (★★★★★)

  • アンドリュー・S・タネンバウム: 分散システム 原理とパラダイム 第2版

    アンドリュー・S・タネンバウム: 分散システム 原理とパラダイム 第2版
    クライアント/サーバシステムを構築する上で必要となる知識が総論されてます。Web技術者も、フレームワーク部分を開発するのであれば必読。 (★★★★★)

  • Joel Spolsky∥著: ジョエル・オン・ソフトウェア

    Joel Spolsky∥著: ジョエル・オン・ソフトウェア
    前述の書籍「ソフトウエア開発プロフェッショナル」をより砕いたもの、という感じでしょうか。 前書きではプログラマでなくSE向けの本のように書かれているが、プログラマが読んでも面白い本であると思われます。 SEになった新人(あるいはそういう会社に入る/入りたての人)にとっては、これからどういったことが仕事を遂行していく上で起こりえるのか、どのように考えて行なっていけばいいのか決定する助けになると思います。 元は″Joel on Software″というブログの記事で、web上でも一部日本語で読めます。 http://japanese.joelonsoftware.com/ (★★★)

  • ドナルド・C・ゴース,ジェラルド・M・ワインバーグ: ライト、ついてますか

    ドナルド・C・ゴース,ジェラルド・M・ワインバーグ: ライト、ついてますか
    問題解決(一昔前のの流行語で言うところの『ソリューション』)能力は、システムエンジニアのスキルとして備えるべきもののうちのひとつです。しかし、これは難しい。学校で出されるテストと違い、唯一の、(問題提出者が想定している)解を求めるだけが「問題解決」では無いからです。そもそも、何が問題なのか、それは本当に問題なのか、それは本当に解決すべき問題なのか、その問題解決方法は正しいのか、などを解決しなければ、「その解は正しいのか」に辿りつくことができません。この本の最も良いところのひとつは、本があまり厚くないこと。すぐに読めるし、何回も読み返す気になるでしょう。 (★★★★★)

  • スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル

    スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル
    コードコンプリートで有名なスティーブマコネルの著書。新人SEに読んで欲しい。個人として業界の中でどうあるべきか、組織としてどうあるべきか、SEのプロ意識とは?SEの心構え概論、といったところでしょうか。また、業界における資格の重要性についても説かれています。この業界では資格が特に軽んじられる傾向がありますが、この傾向はどんな弊害をもたらすのか、将来的にこの業界は資格に対してどのような姿勢で臨んでいくべきなのか。日経BP社では(他の出版社もだが)最近、似たような類いのあまり面白くない書籍が乱出版されていますが、この本は別格だと思うので安心して購入して欲しいと思います。 (★★★★★)

無料ブログはココログ