カテゴリー「ffmpeg/coroid/nicoroid/いんきゅばす/さきゅばす」の45件の記事

2012/05/13

いんきゅばす ver2.2.0 投稿者コメントのみ取得

 

ダウンロードはこちらから

 

こちらもコメント頂いていた件への対応です。

いんきゅばすv1では、取得時、通常のコメントと投稿者コメントが別ファイルになってしまっていたのを、v2では1ファイルに統合しています。

この際、どちらか一方だけ取得するという機能も捨ててしまっていたのですが、投稿者コメントのみ取得したいという要望を受けこれに対応しました。

「投コメのみ」というチェックボックスにチェックを付けることで機能します。

 

[追記]コンフィグ画面でデフォルト値を設定できるようにしたver2.2.1をリリースしています。

NicoBrowser ver0.12.0 ファイル名禁則文字対処方法変更

 

コメントで頂いていた不満点のうち、ファイル名の命名方式について修正を行いました。

簡単に言えば、ファイル名に使えない文字はNicoCache_nlと同じように変更されます。

この対応に伴って、GUI上での禁則文字変換設定を削除しました。

ダウンロードはこちらから

ipum ver0.5.1

携帯電話をGalaxy Nexusに変えて、最近は音楽を聴くのもiPod touchからこれにしています。

が、外部ストレージを使えない(これはiPod touchも同じですが)ことや、syncが遅いこともあり、少し不便でした。

そんなわけでGoogle Musicを昔使ってたipumと共用し始めたのですが、やっつけで作っていたこともあり不具合が多いです…

とりあえず常用できないような不具合を解消したver0.5.1をリリースしました。こちらからダウンロードできます

 

Android4.0でもデフォルトプレイヤがやはり音楽ファイルごとのアルバムアートに対応していないため、音楽ファイルごとにアルバム名を変え、別のアルバムとみなさせるという悪手を採っています。ですのでアルバム別の表示が本来の用途では使い物にならなくなる(楽曲単位で表示されるようになるため)ことに留意してください。

 

NicoBrowserの実行とipumの実行、この2度手間を将来何とかしたいですね。あと、ipumはおそらく今後、私のJavaFX学習用のプロダクトになります。

2011/09/17

いんきゅばす ver2.0.0 GUIの刷新、マルチタスク対応

 

ダウンロードはこちらから

いんきゅばすver2.0.0をリリースしました(内部的な表記はベータバージョン(2.b.0)になっていますが)。久しぶりにLinux版も更新し、機能的にはWIN版/Linux版で同期が取れています。

 

変更点は前回記載した通りなので記述が重複するのですが、ver.1.7.xからの主な変更点は以下の通りです。

  • GUIの大幅な見直し
  • マルチタスク
    • 内部のタスクを分割し、ダウンロード処理と変換処理が並行動作できるようになりました

動作環境はver1.xと異なり、Java7が必須になります(ver1.xはJava6です)。

 

今後、ver1.xはバグフィックスのみとし、新しい機能はこのver2.xに追加していくことになると思います。次バージョンのcoroid-serverもこのver2.xをベースにすることになると考えます。

2011/09/13

久しぶりのffmpegビルド

久しぶりにffmpeg/avconvのビルドを行ってみました。時間がかかったのでちゃんと動くのか試すのはまた後日ですが…

ビルドに当たってはこちらのサイト(2011.09.07更新)を参考にさせて頂きました。

少しハマったところがあったのでメモしておきます。(ちなみに私はlinux向けビルドなので、完全に同じ手順ではないです。)

 

1点目。libvpxのダウンロード先ですが、

  • git clone git://review.webmproject.org/libvpx.git libvpx
  • git clone git://repo.or.cz/libvpx.git libvpx

双方つながりませんでした…前者は公式のリポジトリなのですが最近ずっと不安定らしく、http://code.google.com/p/webm/downloads/list から落としてきました。

参考:

 

2点目。openjpeg_v1_4_sources_r697.tgzをビルドしようとすると、

‘Z_BEST_COMPRESSION’ undeclared (first use in this function)

というようなエラーで失敗してしまいました。これはSVNリポジトリから最新バージョンのコードをとってきて対処しました。しかしlibtiffを認識してくれず、ちゃんとはビルドできず仕舞いです…(libtiffもtiff-3.9.5.tar.gzから4のβではpkg_configを使うようになっていたり、変更点があるようです)

参考:

 

3点目。libschroedinger-1.0のインクルードファイルが、冒頭リンク先では $INC/schroedinger にインストールされる想定ですが、私が同手順でインストールしたところ $INC/libschroedinger-1.0/schroedinger になっていました。これは一時的にシンボリックリンクを張って対応しました。

2011/09/03

いんきゅばすver2 コンセプト

いんきゅばす派生元(つまり本家)であるさきゅばすもついに更新再開されたようです。元々にちゃんねるの該当スレッドでニコニコ動画サービスの現行仕様への対応を行われていた方がプロジェクトに参画された、という理解で良いんでしょうかね?

また、現行仕様への対応だけではなく、従来のバージョンに対して新しい機能も追加されているようです(以前記載したcookie共有の件も時期的に考えてさきゅばすといんきゅばす両方使用してらっしゃる方からでしょうか)。いんきゅばすはさきゅばすの上位互換です、というように書いて来ましたが、この文言消しておかないといけないですね…

 

さて、いんきゅばすの話です。

やろうやろうと考えていて中々できなかったこと全2個中の2個目もやっと目処がついてきました。目標としては

  • 疎結合
  • シンプル化

の実現、ということになります。

処理の並行化やコマンドラインからの実行機能の充実を考えたとき、現行のものではGUIの部分とタスクの部分の結びつきが強すぎて変更を加えるのが大変、というのが1点目で解消したい事です。

2点目は、ちょっと建て増ししすぎてインタフェースがわかりづらくなってしまった部分をどうにかしたいのと、不要な機能はこの機会に削ってスリム化してしまおうというのが魂胆です。スリム化については貧乏性が災いして、まだ全然うまくいっているようには感じられませんが…

 

いんきゅばすver1.xに対する使用者からみた主なメリットは以下のようになります。

  • マルチタスク化の実現
    • ver1では1画面につき1コンテンツを逐次処理する形ですが、ver2では複数コンテンツを登録し、並行処理させることができます。
  • ローカルファイル指定の簡易化
    • ローカルファイルを対象に処理する場合、入力した文字列(ver2.0の時点では動画IDに限る予定)から対象の動画ファイル、コメントファイルが予測され、自動入されるようになります。

機能についての詳細説明は、正式版リリースの際にまた行いたいと思います。

ちなみに画面はこんな感じです。(クリックで拡大)

inqubus2

 

一応動作するファイルもありますが、実行する場合は以下の点に注意してください。

  • まだ常用できる品質には達していないと思いますので、「どんなものか見てみる」程度を目的としてください。
  • いんきゅばす1.7.xからの差分ファイルになります。ただし今使用しているディレクトリにそのまま上書きしてしまうと1.7.xに戻れなくなってしまうので別環境を用意してから試してください。
  • 問題を見つけられた方はバグ登録していただけるとありがたいです。
  • Windows/Java7必須です。
  • Saccubus.exeから実行できない場合はdebug.batから起動してみてください。

今の時点ではこれ以上の実行準備に関する説明はご容赦を。

java.comからはまだJava7は入手できないようです。ここから入手できるようになるくらいにはver2.0.0リリースしたいですね。

というわけでいんきゅばすver2 alpha版ダウンロードはこちらから

2011/08/20

いんきゅばす(旧:さきゅばすのNicoBrowser拡張)1.7.2 過去ログ取得機能/「コメントの量を減らす」機能

 

ダウンロードはこちらから(リリースノート, 更新履歴)。差分リリースになりますのでver1.7.0もしくはver1.7.1に上書きしてください。詳しいインストール方法はリリースノートをどうぞ。

 

1.7.0で無くした過去ログ取得機能ですが、やはり元々あった機能が(意図的にでなく不本意で)無くなった、というのはどうにも気持ちが悪いのでプレミアム会員になって調査することにしました。

結果、1.7.0で記載した制約事項は以下のように更新されます。

  • 旧仕様(「コメントの量を減らす」相当)との切り替えはできません。
  • 1分当たりコメント数の指定を手動で行うことができません(基本的には常に「1分当たり100件」が適用されます)
    • 動画の長さに応じて決定されるコメント数は従来同様指定できるのですが、この制限があるので、手動設定してもあまり意味を為さないです…
  • 過去ログ機能が使用できません。
    • 実はプレミアム会員ではないので、新仕様でどういうふうに過去ログ機能が動作するのか調査できていません…

 

「コメントの量を減らす」場合は、過去ログの時刻入力欄の右のチェックボックス「旧仕様コメント数」にチェックを付けてから変換ボタンを押してください。ローカルのコメントファイルを使用する場合はこの設定は無関係です。

この「コメントの量を減らす」、はじめは対応の必要があるのか疑問だったのですが、現在のニコニコ動画サービスは、このチェックを入れないと昔の動画でも今のコメント表示方式で表示されてしまうんですね。当時のWeb上の書き込みを見るとこの点が不満として多く挙がっていたので今回の対応に含めています。

 

上記制約事項のうち対応していない残りの1点ですが、これは今のところ将来的にも対応する予定はありません。この機能が実現したとして、できるようになるのはコメント数を少なくするだけ(1分当たり100件より多くすることはできない)です。「コメント数を微妙に減らしたい」というような要求があるようには思えませんので…(以前からある機能も、使用される状況としてはコメント数を増やしたい場合だと考えています。)

2011/08/18

いんきゅばす(旧:さきゅばすのNicoBrowser拡張)1.7.1 公式動画コメント表示不具合修正

 

[追記: 当初間違ったものをリリースしていました。本バージョン1.7.1をダウンロードしたつもりなのに、タイトルバーのバージョン表示が1.7.0のままであれば、再度ダウンロードしなおしてください。]

 

報告頂いた不具合

  • 公式動画のコメント取得が行えない

問題に対応しました(リリースノート, 更新履歴)。

ダウンロードはこちらから。差分リリースになりますのでver1.7.0に上書きしてください。詳しいインストール方法はリリースノートをどうぞ。

 

さて、この対応を行っている最中に

  • ニコニコ動画のコメントは古い投稿ほど文字の透明度が大きくなる仕様だったはずだが、ver1.7.0のコメント量増大対応では考慮が漏れていた

ということに気が付きました。コメントの寿命が長くなった分、文字が薄いコメントもさぞかし多いのだろうな、とニコニコ動画サービスで動画を見直してみたのですが、半透明なコメントが無くなっている(全部不透明になっている)ような…?この辺りの挙動も変わったのでしょうか。ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて頂ければと存じます。

 

もうひとつ。Webブラウザとのクッキーを共有できればいんきゅばすに処理させた後Webブラウザでアクセスした際にログインページに飛ばされなくて都合が良い、というお話を頂いたのですが、どの程度需要があるのでしょうかね…?

NicoBrowserとNicoCache_nlみたいなプロキシサーバを協調させるとより便利に、と以前伺ったのですが、この記憶を頼りに検索してみると以下の拡張機能を提供されている方がいらっしゃいました。

いんきゅばすで試してみましたが、うまく動きました。簡単な導入方法をWikiに記載しましたので上記の不満がある場合は試してみてください。Cookie共有以外にも色々と活用法はあると思います。

2011/08/16

いんきゅばす(旧:さきゅばすのNicoBrowser拡張)1.7.0 新コメント表示仕様対応

 

ダウンロードリンクとインストール方法は本エントリ後半に記載しています。

 

さきゅばす1.22rの時代からコメント仕様が変更になった、というのは知っていたのですが、2回(2010/12/22, 2011/2/3)も更新があったのですね…

というわけで2011/2/3から適用されている新コメント表示仕様への対応です。

 

制約事項がいくつかあるので書いておきます。

  • 旧仕様(「コメントの量を減らす」相当)との切り替えはできません。
  • 1分当たりコメント数の指定を手動で行うことができません(基本的には常に「1分当たり100件」が適用されます)
    • 動画の長さに応じて決定されるコメント数は従来同様指定できるのですが、この制限があるので、手動設定してもあまり意味を為さないです…
  • 過去ログ機能が使用できません。
    • 実はプレミアム会員ではないので、新仕様でどういうふうに過去ログ機能が動作するのか調査できていません…

上2点については、画面に新しい設定項目を追加する必要があるのですが、ver2.0.0に向けて画面レイアウトを再検討しているのでちょっと手を入れたくなかったから、という理由です。個人的には必要でないため対応していないのですが、要望が多ければ…というところです。

 

いんきゅばすの開発にやる気が出ない原因がいくつかあるのですが、そのうちの1つが「いんきゅばすとNicoBrowserで重複している機能がある」というものでした。同じ対応を2回別々にやらないといけない、ということです。

今回ついに上記の問題を解消し、いんきゅばすとNicoBrowserの重複部分を統合することができました。これで開発の効率も上がってくれると思います。大きい問題はまだあと1つ残っているのですが…

上記の理由で、今回のバージョンは、見た目はあまり変わっていないのですが、内部的には前のバージョンからかなり変わっています。ですのでバグは多めだと思いますので覚悟してください&報告よろしくお願いします。

 

ダウンロードとインストール方法

今回から差分リリースを復活させることにしました。使い始めるまでの手間が増えるのであまり好きではないのですが、毎回フルリリースを行うと容量が大変なことになることに気付きましたので。

ダウンロードページにある「inqubus差分リリース」の項目にあるのが差分リリース版です。1.7.0ダウンロードリンクの右にリリースノートリンクがあると思います。ここに上書き元のバージョンを記載していますので、差分リリース版を使用する場合はリリースノートの記述に従ってください。

今回の場合、1.5.0の上に1.7.0を上書きして使用することになります。

2011/08/07

いんきゅばす(旧:さきゅばすのNicoBrowser拡張) 1.5.0 音質改善、16:9動画対応

 

ダウンロードはこちらから

 

こちらも1年以上ぶりのリリースです。プロダクト名を『いんきゅばす』に変更しました。今回の変更点は以下の通りです。

  • 従来16:9形式の動画のコメントサイズが大きくなってしまっていたものを、オリジナルと同じアルゴリズムで決定するように対応。
  • 同梱しているffmpegの音質が向上しました。
    • しかしまだ問題が…という方は、従来通り自身でビルドしてもらう必要があります。
    • 以前作成したものと同様です。
  • ffmpegのavfilterオプション(-vfilters, –vf)への設定が可能になりました。
    • 設定方法はWikiを参照してください。
  • 動画横・縦各サイズの自動調整機能を追加。
  • NicoBrowser連携機能のバグ修正。
  • 対応Javaバージョンが6以降になりました。

 

16:9対応については、以前のテスト版では、内部の固定値を色々調節して何とかそれっぽく見えるようにしていたのですが、下記のblog

の内容を参照させてもらったところ、1箇所変更するだけで良いことに気付きました…

プロダクト名の変更はver.2.0になったら…と考えていたのですが、いつまで経っても出来上がりそうにないので、今回の中途半端なタイミングで行うことにしました。タイトルバーの表示名が変わっただけで、後は全くそのままです…。

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    理論と実践が双方とも素晴らしい製品であるHibernate。本書はそのプロダクトを書名に冠していますが、Hibernateを使うつもりがなく、ORマッピングの解説書として読むにしても十分な良書です。Second EditionとしてJava Persistence With Hibernateという書籍も出版されていますが、残念ながら現在のところ 和訳はされていません。-インアクションは2.xの、Java Persistence-は3.1の頃のものなので、最新版とはちょっと違うところもあることに注意。 (★★★★★)

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    問題解決(一昔前のの流行語で言うところの『ソリューション』)能力は、システムエンジニアのスキルとして備えるべきもののうちのひとつです。しかし、これは難しい。学校で出されるテストと違い、唯一の、(問題提出者が想定している)解を求めるだけが「問題解決」では無いからです。そもそも、何が問題なのか、それは本当に問題なのか、それは本当に解決すべき問題なのか、その問題解決方法は正しいのか、などを解決しなければ、「その解は正しいのか」に辿りつくことができません。この本の最も良いところのひとつは、本があまり厚くないこと。すぐに読めるし、何回も読み返す気になるでしょう。 (★★★★★)

  • スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル

    スティーブ・マコネル: ソフトウエア開発プロフェッショナル
    コードコンプリートで有名なスティーブマコネルの著書。新人SEに読んで欲しい。個人として業界の中でどうあるべきか、組織としてどうあるべきか、SEのプロ意識とは?SEの心構え概論、といったところでしょうか。また、業界における資格の重要性についても説かれています。この業界では資格が特に軽んじられる傾向がありますが、この傾向はどんな弊害をもたらすのか、将来的にこの業界は資格に対してどのような姿勢で臨んでいくべきなのか。日経BP社では(他の出版社もだが)最近、似たような類いのあまり面白くない書籍が乱出版されていますが、この本は別格だと思うので安心して購入して欲しいと思います。 (★★★★★)

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